東京都内にも海沿いに広がる白い砂浜があることをご存知ですか?
有名なところではお台場の「おだいばビーチ」(お台場海浜公園)がありますが、大田区にある「大森ふるさとの浜辺公園」もそのひとつ。
2007年に完成した比較的新しい公園で、約400メートルの人口砂浜がある区立公園です。
砂遊びが大好きな4歳になる息子のリクエストもあり、そんな大森ふるさとの浜辺公園へ家族で出掛けてきましたので簡単に紹介したいと思います。
我が家が大森ふるさとの浜辺公園に行ったのは6月のとある晴れた日。
目的の砂浜に着くと、そこにはまるでハワイのビーチのような砂浜が広がっていました。 「ハワイに行ったことないでしょ?」という妻のツッコミをよそに、さっそく家から持ってきたアンパンマンの砂遊びセットで遊ぶ息子。
しばらくして砂遊びに飽きた息子、今度は海に入りたいと言って服を脱ぎだします。
でも残念、ここはビーチのように見えても遊泳禁止。
仕方ないので手を繋いで一緒に少しだけ海の中を歩いてみました。
茶褐色の水面は昔家族旅行で行った伊香保温泉の黄金の湯を思い出します。
公園付近には工場も多く水質的には相当アレだと思うので、間違っても泳ぐのはやめましょう。
さて、大森ふるさとの浜辺公園の魅力は砂浜だけではありません。
公園内は大きく2つのエリアに分かれていて、人口砂浜のある浜辺エリアと「ふるさとの広場」や「展望広場」などがある公園エリアです。
2つのエリアを分けるように運河が流れており、行き来するには浜辺橋を渡ります。
砂浜とならび、息子を釘付けにしたのが「展望広場」にあるロングすべり台。
左手には海も一望でき、眺めは最高。
また、公園のすぐ横にはかつて大森の伝統産業だった海苔作りにちなんだ「大森海苔のふるさと館」という施設もあります。
3階建ての建物の中に、海苔作りの歴史や文化を伝える展示スペース、本やパソコンで海苔について学べるメディアライブラリ、各種体験学習などが開催される学習室、休憩室などがあります。
まだ公園で遊びたそうな息子を(半ば強引に)連れて入ってみましたが、色々な展示物を興味津々で見ていました。
ところで、公園の名前にどうして「ふるさと」とついているのか気になっていたのですが、どうやら大森ふるさとの浜辺公園は昔の大森海岸をイメージして作られたそうなんですよね。
大森ふるさとの浜辺公園、大森海苔のふるさと館、どちらも「ふるさと」という言葉に昔の大森の風景を後世に伝えたいという想いが感じられました。
子供を遊ばせることができるのはもちろんのこと、大森の伝統文化にも触れることのできる大森ふるさとの浜辺公園。親子でのお出かけにおすすめできるスポットですよ。