2016.12.7

「海街」鎌倉の、豊かな自然が身近に感じられるハイキングコース #鎌倉

■「海街」鎌倉のハイキングコース
一年を通じてサーフィンなどマリンスポーツを楽しむ人が多く、2015年に公開された、人気コミックが原作の映画『海街diary』などからも、「海辺の街」のイメージが強い鎌倉。
そんな鎌倉に、豊かな自然がとても身近に感じられるハイキングコースがあることは、あまり知られていないかもしれません。01%e5%a4%a9%e5%9c%92%e3%83%8f%e3%82%a4%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%81%ae%e5%b1%b1%e9%81%93鎌倉の市街地は、南を海に面し、それ以外の三方は標高100m程度の丘陵に囲まれています。
その尾根伝いに、いくつかのハイキングコースが整備されており、そのうち、最も距離が長く、本格的な山歩きが楽しめるのが、「鎌倉アルプス」とも呼ばれる「天園(てんえん)ハイキングコース」です。
■天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)を歩く
天園ハイキングコースの入口は、JR横須賀線の北鎌倉駅から徒歩15分ほどの「建長寺」の境内にあるので、拝観料を払って中に入ります。
仏殿など大きな建物を見ながら奥へ進み、裏山の石段を登っていくと、途中、建長寺の鎮守である「半僧坊(はんそうぼう)」がまつられています。02%e5%8b%9d%e4%b8%8a%e3%81%91%e3%82%93%e5%b1%95%e6%9c%9b%e5%8f%b0半僧坊から、さらに石段を登り切った先にあるのが、丸太を組み立てて造られた小さな展望台「勝上けん展望台」(標高145.1m)03%e5%8b%9d%e4%b8%8a%e3%81%91%e3%82%93%e5%b1%95%e6%9c%9b%e5%8f%b0%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e7%9c%ba%e6%9c%9b
眼下に広がる景色を眺めると、あんなにも大きな建長寺の建物が小さく見え、その向こうには、鎌倉の市街地と海が広がっているのが見えます。OLYMPUS DIGITAL CAMERA
勝上けん展望台から山道を5分ほど歩いた先には、さらなる絶景が待ち受けています。「かながわの景勝50選」にも選出されている絶景スポット「十王岩の展望」です。
この場所は、鎌倉の街の中心にまつられている「鶴岡八幡宮」のちょうど真裏に位置するので、鶴岡八幡宮から海に向かって真っ直ぐに伸びる、鎌倉のメインストリート「若宮大路」がハッキリと見えます。
■天園休憩所から瑞泉寺へOLYMPUS DIGITAL CAMERA
十王岩から、途中、鎌倉アルプスの最高峰である「大平山」(標高159.2m)の山頂を経て、40分ほどでたどり着くのが、「天園休憩所」。
「天園」は、よく「天国」と読み間違える人がいますが、飲み物や軽食を食べることができ、ハイキングの疲れを癒やせる休憩所は、ハイカーにとっては”天国”とまでは行かなくても、”オアシス”のような存在であることは間違いありません。06%e7%91%9e%e6%b3%89%e5%af%ba%e3%81%ae%e6%a2%85
天園からハイキングコースを、さらに40分ほど歩いた先の「瑞泉寺」近くの住宅地で、ハイキングコースは終点になっています。

瑞泉寺は、早春の梅と晩秋の紅葉の名所として知られており、梅は2月下旬~3月中旬、紅葉は鎌倉の他の紅葉スポットより色づきが遅く、例年、12月中旬頃になって、ようやく見頃を迎えます。

都心から電車でわずか1時間という立地にもかかわらず、こんなにも豊かな自然や絶景を満喫できるのも、鎌倉に住む、大きな魅力の一つであることは間違いありません。

書いてくれた人

森川孝郎

旅行コラムニスト、フォトグラファー。オールアバウト公式国内旅行ガイド。公益社団法人大磯町観光協会委員。京都・奈良・鎌倉など歴史ある街を中心に取材・撮影を行い、「楽しいだけではなく上質な旅の情報」をメディアにて発信

http://kamakuratrip.net/

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