2016.11.27

理想の街で公私ともに充実。仲間も増えてもっと楽しく──ジェレミー・ツァンさん #恵比寿

 雑誌やウェブサイトなどの「住みたい街ランキング」では、常に上位にランクインする恵比寿。渋谷からひと駅、代官山とも隣接するこの街は、JR山手線と東京メトロ日比谷線が通り、中目黒や六本木などにも出やすいアクセスの良さを誇る。

 香港人の父と台湾人の母のもとに生まれ、実家のある池袋で育ったというジェレミー・ツァンさんは、高校入学を機に日本を離れ、高校、大学時代をアメリカで過ごした後、上海で就職した。それから「父の故郷に住んでみたい」と思い、1年間、香港の大学院に通った後、再び池袋に戻ってきた。現在30歳。3年前に越してきた恵比寿は、ジェレミーさんにとって日本で初めてひとり暮らしをする街だ。

「実家を出ると決めたとき、まずは山手線の各駅の平均賃料を調べたんです。すると恵比寿が一番高くて。ということはつまり、一番人気がある街なんだろうなって思いました。よく調べたら、駅から近い物件でもかなりリーズナブルなものがあり、ここに決めました」

 ジェレミーさんの趣味は食べ歩き。それまでよく行っていたお店、これから行きたいと思っているお店の多くが恵比寿にあったことも決め手だった。また、住む場所を探す際にもうひとつ、譲れない条件があったという。

「池袋で育ったせいか、落ち着いた街よりもにぎやかな場所が好きなんです。なので、最初は恵比寿以外に渋谷とか新宿、東京駅なんかも候補に入れていたんです。でも渋谷や新宿って、駅から徒歩1分ぐらいのところにマンションはないじゃないですか。実は『駅から徒歩3分以内』っていうのも条件だったんですよ。それも、部屋の玄関から駅のホームまで3分(笑)。そうなると、駅構内が広くてホームまでたどり着くのが大変な渋谷や新宿は、やっぱり候補から外れるんですよね。そういう観点からも恵比寿は僕にとって理想的でした」

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photos: MIKA

「理想的」という印象は、実際に住み始めてからも変わらない。

「恵比寿に住んでいると言うと、みんな遊びに来てくれるんですよね。多いときには朝、昼、晩と恵比寿の飲食店で友だちとご飯を食べることもあります。本当に、週3、4回は誰かしら来てくれます。これが実家のある池袋だったら、たとえば深夜に友だちが来るなんてこともないと思います。恵比寿に住むことで広がる交流関係があるような気がするんです」

公私ミックス型のライフスタイルにも最適

 現在は業務委託というかたちで、新規事業の立ち上げ支援や海外進出のサポートなどの仕事をしているジェレミーさん。会社には所属せず、仕事場は主に自宅だ。そんな働き方にも恵比寿という街がひと役買っている。

「主な取引先が渋谷区や港区にあるので、先方に出向く場合もアクセスがいいんです。30分あれば、だいたいのところには行けるので助かっています。また、必要であれば自宅で打合せをすることもありますし、仕事関係の会食も恵比寿が多くて。仕事の請け負い方もとくに宣伝をしているわけではなく、知り合いの紹介でいただくことがほとんどなので、そういった人間関係が築けるのも恵比寿だからこそだと思います」

「仕事とプライベートを分けるのではなく、混ざっているようなかんじが理想」と話すジェレミーさん。たまの休日の過ごし方は?

「ん〜、何してるんだろう。先週の土曜日は午前中に友だちが来て、近所のバーガーマニアでランチして、夜はまた別の友だちが来て、うちで髪の毛を切っていました。そういえば、先々週も恵比寿に住んでいる友だちの家でホームパーティーをしましたね。というような具合で、半径数百メートルくらいで過ごしているのかも。我ながら“恵比寿信者”みたいだなって思います(笑)」

話してくれた人

ジェレミー・ツァン

サンフランシスコ生まれ、東京育ち。UCLA、香港大学院卒業後、不動産投資ファンド勤務を経て5年前にコンサルタントとして独立。他業種にわたる複数企業にて新規事業の立ち上げや海外展開を支援する活動を行っている。

話を聞いてくれた人

片貝久美子 かたがいくみこ

編集プロダクション勤務を経て、フリーランスのライター&エディターとして独立。現在はミュージシャンや俳優、タレントなどエンタメ系のインタビューを中心に、雑誌、書籍、ウェブサイトでのライティングを手がけている。

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