2016.11.28

知ってほしい! じつはとっても住みやすいこの街の魅力──林由佳さん #大森

「いらっしゃい!」と、明るい笑顔で出迎えてくれたのは、林由佳さん。すらりとした立ち姿だが、全身から親しみやすさがにじみ出ている。この界隈で「美人すぎる(でも気さくな)おにぎり屋さん」として、ちょっとした人気者らしい。訪れたのは、JR大森駅から線路沿いを蒲田方面へ1分ほど歩くと現れるおにぎり屋さん、東京にぎりめし米専 maisenだ。

 林さんは2003年のミス・ユニバース・ジャパンのファイナリストで、2014年まで舞台女優として活躍。ふたり目のお子さんの出産をきっかけに、女優業はいったん休業し、2015年に東京にぎりめし米専のオーナーに誘われ、お店の運営に参加することになった。現在の肩書きは、東京にぎりめし米専の代表取締役だ。

「オーナーがもともと古い知り合いで、『大森でおにぎり屋さんを開くんだけど、一緒にやらない?』って声をかけてもらったんです。『日本一のおにぎり屋を目指そう!』と言われ、その目標が面白そうだな、と。新しいことにチャレンジするのが好きなんです」

 2015年末から開店準備を進め、2016年3月にお店をオープン。大森に通いはじめて、約1年が経過した。

「ものすごく濃い1年でしたね。それまで、私は大森という街を知らなかったんですが、いまや大森のとりこになっていると言っていいぐらい(笑)」

 そんな林さんにこの街の魅力を教えてもらった。

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photos: Masashi Nagao

大森ってどんなところ?

「一言でいうと、なんでもそろっていて便利な街です。食べるところや飲むところなど、いろんなお店があって生活しやすいと思います」

 いわゆる「住みたい街」の上位で見かけることはないが、「住んでよかった街」にはランクインする。そんな住みやすさが大森にはあるという。

「まず交通の便がいいですね。京浜東北線でそのまま横浜にも行けるし、品川に出れば都心にもアクセスしやすい。路線バスも本数が多くて便利です。私も通勤に使っています。夕方には、工場地帯や平和島で働いている人たちがバスから降り立って、ウチのおにぎりをよく買ってくれますよ」

できたてのおにぎりは見るからにおいしそう!

できたてのおにぎりは見るからにおいしそう!

 林さんの地元は、大田区南千束。子育てを実家にサポートしてもらうため、現在もそこで暮らしているという。同じ大田区に長く住んでいる林さんが持っていた、大森のイメージとは?

「イメージ的には、大森や蒲田って、下町っぽいというか、ちょっとガヤガヤした印象がありましたね。以前は来る機会もなく、接点はありませんでした。でもこうやって大森に通ってみると、幅広い層の人が住んでいる街、というかんじです。大森駅の北側にある山王は、古くからのお屋敷が残る高級住宅街だけど、東口のほうは庶民的なお店が多いですね」

話してくれた人

林由佳 はやしゆか

東京都生まれ。10代半ばまで代々木公園近くで育ち、その後、南千束へ。中学生のころ、原宿でスカウトされ、芸能事務所に所属。2003年のミス・ユニバース・ジャパンでは一般投票で1位を獲得した。20代は劇団に入り、舞台女優として活動していた。結婚、2度の出産を経て、2015年より東京にぎりめし米専代表取締役を務める。

話を聞いてくれた人

佐々木裕子 ささきゆうこ

フリーランスエディター&ライター。主にビジュアル書籍や企業広報誌などを手がける。屋号「アトリエコチ」での編著に『団地リノベ暮らし』、また共著に『スチームパンク東方研究所』シリーズ、『食品サンプルのつくりかた』などがある。

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