2016.11.30

夢をかなえるための拠点。食の知識と人のつながりを豊かに──大見紗南江さん #南麻布

「東京に出てきて間もないのにこの街を選ぶなんてすごいね、ってよく言われます」

 そう言って笑う大見紗南江さんが暮らすのは南麻布。東京メトロ南北線、都営大江戸線の麻布十番駅、また南北線、都営三田線の白金高輪駅の間に広がり、各国の大使館が点在する閑静な住宅街だ。六本木、麻布十番、白金の中間のエリア、といえばイメージしやすいだろうか。国際色が豊かで、さまざまな国の本格料理が味わえるレストランやカフェも集まっている。

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photos: Kei Aotani

 福岡県出身の大見さんは2015年11月に上京し、フリーランスのフードアナリストとして、食品メーカーの商品開発アドバイザーやレシピサイトでの調理モデルなどの仕事を始めた。

「学生時代に飲食店のアルバイトをするなかで、そのおもしろさに魅了されて、ぜひこれを自分の仕事にしたいと思ったんです。将来的にカフェを開きたいと考えていたので、まずは最先端のお店が集まる東京で勉強をしようと軽い気持ちで出てきました。当時は本格的に東京に引っ越しをするかどうかも決めていなかったので、まずはウィークリーマンションを借りて、ひとり暮らしを始めたんです」

 土地勘のない東京でまずは自分に合った街を見つけようと、雑司ヶ谷、下目黒、北品川、西麻布を転々とした。最後に住んだ西麻布で、「自分の夢を実現するにはこのあたりの環境が一番だ」とピンときたという。そして、東京暮らしの拠点として部屋を借りたのが、お隣の南麻布だった。

庶民的な面影が残る地元の商店街

「仕事柄、食べ歩いたり、飲食関係の方と会食する機会が多いんですが、その点、麻布はとても便利なんです。やっぱり周辺に飲食店がすごく多いから。広尾や恵比寿にも行きやすくて、終電を逃してもタクシー代がそれほど高くない距離というのもいい。実際にこのエリアには飲食業界の人も多くて。関係者とのつながりをつくるのにも、このエリアは最高だと思います」

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地元の人々が行き交う麻布十番大通り

 そんな大見さんが西麻布ではなく、あえて南麻布を定住の地に選んだのは、落ち着いた街の雰囲気がしっくりきたからだという。

「南麻布は新しいお店や話題のお店もたくさんあるけど、一方で麻布十番大通りなどに下町っぽさがほどよく残っているのがいい。平日の昼間は地元の人が散歩や買い物をしているんですが、そんな静かでのんびりした空気が自分には合っていると思いました」

話してくれた人

大見紗南江 おおみさなえ

福岡県出身。フリーランスのフードアナリストとしてメーカーの商品開発や食のウェブサイトの制作などに携わる。東京での食べ歩きの成果は今後、SNSなどを使って発信する予定だ。

Twitter @sanae51752134
Instagram sanae003

話を聞いてくれた人

石橋夏江 いしばしなつえ

編集プロダクションverb所属。女性誌で料理、インテリアなど生活周りの記事を担当するほか、旅行、恋愛、仕事といったテーマの記事を雑誌やウェブサイトで執筆する。街歩き好きなのに方向音痴なため、プライベートでも取材でも間違いなく迷子になるのが悩み。

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