2016.12.9

INTERVIEW

心も体も健康になれる緑豊かな街。愛犬家にも優しい──山本華子さん #桜新町エリア

「空が広い!」

 桜新町に来た人の多くが、そう感じるのではないだろうか。駅周辺に高層の建物が少なく、桜並木の上空は広々としている。北口の駅前通りの両側に植えられているのは八重桜。毎年、4月の中旬に見頃を迎える。桜の時期が終われば、新緑、紅葉、冬枯れと、季節ごとに街の表情を変えていく。東急田園都市線の渋谷駅からわずか4駅離れただけなのに、桜新町にはゆったりとのびやかな雰囲気がある。

のスタジオに通う生徒さんたちも、『初めて桜新町駅で降りたとき、この街、何かが違う! って感じました』と言っていました。街の匂いや雰囲気がほかの街と違うと。きらびやかではないけれど、豊かな街だと私は思っています。心も体も豊かになれる、そんな場所ですね」と山本華子さんは話す。

 インストラクター歴21年、ヨガ&フィットネスの講師である山本さんは、2014年、自身の拠点となるヨガ&フィットネススタジオ「スタジオBeets」を桜新町駅から徒歩3分の場所に構え、それと同時に住まいを駒沢に移した。

「20代の駆け出しインストラクター時代に、桜新町のスポーツクラブでレッスンを受け持っていました。その当時から、この街には良いイメージがありましたね。都心から近いのに静かで、電車を降りるとなぜか心が落ち着いて……。桜新町は、246号線からもそれているので、騒々しさがなく、緑も豊か。都会のなかの田舎というと言い過ぎかもしれませんが、もともと田舎育ちなので、とても落ち着ける街だなと思っていました」

 山本さんの出身地は広島。大学進学とともに上京したのをきっかけに、千歳烏山、中目黒、田園都市線上など、過去に7回、引っ越しを経験したという。そんな山本さんが、このエリアにたどり着いた理由とは?

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photos: Masashi Nagao

「犬」ではなく「ワンコ」と呼んでくれる街

 山本さんは夫とふたり暮らし。2013年、1匹のワンコが家族のメンバーに加わった。

「夫婦で、犬を飼うなら保護犬(動物愛護センターなどに一時的に保護されている犬)を引き取ろうと考えていたんです。そうしたら、すぐに『この子だ!』とビビッときたワンちゃんに出会い、面接などをクリアして、一緒に生活を始めることになったんです」

 新しい家族の存在が暮らしを変え、街選びに大きな影響を与えたという。

「駒沢や桜新町は、ワンちゃんに圧倒的に優しいエリアなんです。ほかの街では『犬』という扱いですけれど、このあたりでは『ワンちゃん』、つまり家族の一員としてみてくれる人やお店が多いです。ワンコOKのカフェも充実していますし、お散歩コースにも困りません。引っ越し前から、わざわざ電車でこのあたりにワンコを連れてよく遊びに来ていました。ワンコと一緒に暮らしやすい街へ、というのが引っ越しの大きな理由ですね」

話してくれた人

山本華子 やまもとはなこ

広島県出身。大学卒業後、インストラクターの道を歩む。30歳の頃、パワーヨガと出会い、以降、東洋医学やヨガ、音楽を取り入れたフィットネスを行っている。トータルヘルスケアトレーナーとして、外部レッスンや講師養成も行う。著書に『1日10分 骨ヨガ』(主婦と生活社)、『日めくりストレッチ』(学研)がある。ウェブサイトなどで、健康&美容記事を随時執筆中。

http://studiobeets.jp/

話を聞いてくれた人

佐々木裕子 ささきゆうこ

フリーランスエディター&ライター。主にビジュアル書籍や企業広報誌などを手がける。屋号「アトリエコチ」での編著に『団地リノベ暮らし』、また共著に『スチームパンク東方研究所』シリーズ、『食品サンプルのつくりかた』などがある。

Room Album

桜新町のルームアルバム

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