2016.9.30

ここはあくまでも“仕事の場”──正田啓介さん#渋谷

Photographs:Teru (juice & juicy)

渋谷の街に対する見え方が随分変わりました

 渋谷といえば若者の街……、所せましと商業施設が隣接、最先端のファッションやカルチャーを感じられる一方、裏道には昔ながらの商店や住宅街もあり、まさに日本、こと東京における文化の坩堝といってもいいだろう。

 そんな東京のど真ん中に居を構えるのは、ウェブ制作会社を退職し独立後、アート・ディレクター、シニア・デザイナーなどを歴任し、20166月からは、レディース・ブランド「Henza Los Angeles(ヘンザ ロサンゼルス)」のクリエイティブ・ディレクターに就任。またフリーランスのアート・ディレクターとしてもさまざまなファッション・ブランドのアート・ディレクションに携わっているという正田啓介さん。

 「渋谷に住み始めて4年半くらいになりますね。僕がやっている仕事は、人と会う機会も多いですし、仕事関係の人たちにとって一番アクセスがいいのが渋谷なのかと思い、僕自身もそこに近いところに住んだ方が時間短縮になるなと思ったのがこの街に住み始めたきっかけですね。事務所も代官山にあります。つまり仕事優先で選んだ結果なんです(笑)」

 渋谷の前には世田谷の明大前に住んでいたという正田さん。実は電車に乗るのが好きではなく現在はすべて徒歩、もしくは天気のいい日は自転車で移動するという。

 そんな正田さんが渋谷に引っ越してからまず気づいたことがあるそうだ。

「渋谷は、人が多くてゴチャっとしているというのが最初のイメージでした。でもそれって時間と場所によるんですよね。センター街付近は確かにゴチャっとしてますけど、あそこは渋谷に来たらまず立ち寄る場所ですよね。でも実際に渋谷に住んでみると、僕が住んでいる周りは意外と人がいなかったり、夜だとちょっと静かで怖いくらいだったり……(笑)。2年前は利便性を重視して宮益坂近辺に住んでいたので、夜中でもヤンチャな人が多かったりと、うるさい日もありましたけど。当時と今では渋谷の街に対する見え方とか感じ方が随分変わりましたね」

 

話してくれた人

KEISUKE SHODA / アート・ディレクター

栃木県出身。ESP専門学校卒業後、Web制作会社に入社。2013年、独立。14年、クリエイティブ エージェンシー「H-BBB」にアート・ディレクターとして活躍後、2014年7月から2016年5月までWWD JAPAN.com シニア・デザイナーとして所属。2016年6月より、レディース・ブランド「 Henza Los Angeles」クリエイティブ・ディレクターに就任。また、フリーランスのアート・ディレクターとして、さまざまなファッション・ブランドのアート・ディレクションに携わる。

話を聞いてくれた人

Tomotaka Hoshide

クラブミュージック専門誌「グルーヴ」、女性ライフスタイルファッション誌「ルイール」元編集長。現在は、フリーランスエディターとして執筆はもとより、書籍、ウェブサイトのディレクションなど幅広い分野で活躍中。

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