2017.3.31

初めは戸惑いもあった東京での新生活。今では喜びばかり──内山美緒さん、宮下彩乃さん

 まもなく訪れる春は、4月から新しい生活をスタートさせる人が多い季節。大学入学や入社を機に、親元を離れてひとり暮らしをする人もいるのではないだろうか。今回登場いただく(株)デザインアークに勤務する内山美緒さん、宮下綾乃さんも、昨年の春はそんなフレッシャーズだった。同社入社後、それぞれの地元から本社のある大阪での約1か月間の研修を経て、東京へ。ふたりとも学生時代は実家住まいで、大阪での研修期間が初めてのひとり暮らしだったという。

内山「大阪のときは会社が借りてくれたマンスリーマンションに住んでいました。家具なども全部備え付けだったので、自分の部屋っていう感覚はありませんでしたけど……」

宮下「でも心斎橋まで歩いて行けるぐらいの距離で、すごくいい場所でした。ただ、研修中は残業もないし、仕事もしていないのと同然なのに、平日は疲れて家に帰ったらすぐに寝ちゃっていましたね(苦笑)。なので、遊びに行くのは土日でした」

内山「私は土日の多くは実家のある京都に帰っていたんですけど、それでも大阪での生活は楽しかったです。初めてのひとり暮らしに、ホームシックになるかな? と思ったりもしたのですが、同期がいたので平気でした」

photos: Raihei Okada

予期せぬ転勤に不安も

 ふたりの配属先が決まったのは、ゴールデンウィーク明け。辞令が出てから引っ越しまでの期間は、わずか1週間ほどだった。かなりタイトなスケジュールだが、そもそもふたりは東京に配属となることを想定していたのだろうか。

内山「面接のときに、『転勤があるけど大丈夫?』と訊かれてはいたんです。でも、関西出身だからさすがに東京はないだろうと思って『大丈夫です』と答えたら、まさかの東京で。辞令を受け取ったときは、もう、悲しみしかありませんでしたね(笑)」

宮下「私も、いまと同じ部署が、実家のある滋賀県から通える名古屋にもあるので、そこに配属されるだろうなと思っていました。途中、先輩からは『東京か、大阪かもね』って言われたんですけど、言われているだけかな、と(笑)。でも、その二択なら東京がいいかなとは思っていました」

内山「辞令から引っ越しまでは1週間程度でしたけど、東京での住まいの手配はすべて会社がやってくれたので、自分たちで探したというわけではないんです。ただ、部屋が割り当てられるのが結構ギリギリで、慌ただしくはありました」

宮下「私の場合、身内にもまわりにもひとり暮らしをしている人がほとんどいなかったので、そもそも引っ越しってどうやってやるんだろう? というかんじでした(笑)。どこまで準備すればいいのかとか、トラックにはどうやって載せればいいのかとか、わからないことだらけで……。あと、ガスは電話連絡しないと開栓できないことなども知らなかったので、いろんな人に聞いたり、助けてもらったりしながら、なんとか引っ越してきました」

話してくれた人

内山美緒 うちやまなお (仮名)

1993年生まれ、京都府出身。大阪の大学を卒業後、2016年4月に(株)デザインアークに入社。配属を機に、同年5月より東京で暮らしている。趣味は旅行など。

宮下綾乃 みやしたあやの (仮名)

1994年生まれ、岐阜県出身。名古屋の大学で建築を学び、卒業後の2016年4月に(株)デザインアークに入社。配属を機に、同年5月より東京での生活を始めた。趣味は写真、バレエなど。

話を聞いてくれた人

片貝久美子 かたがいくみこ

編集プロダクション勤務を経て、フリーランスのライター&エディターとして独立。現在はミュージシャンや俳優、タレントなどエンタメ系のインタビューを中心に、雑誌、書籍、ウェブサイトでのライティングを手がけている。

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