2017.4.20

INTERVIEW

路面電車のある景色。“東京っぽくない”ローカルな温かさが魅力 ── 伊井紗マイさん #上町エリア

メイン写真:①この街の好きなところは? ②今、一番興味があることは? ③次に住みたい街は?

 三軒茶屋から下高井戸までの約5㎞10駅をつなぐ東急世田谷線は、都内に残る数少ない路面電車。シンガーの伊井紗マイさんが住む上町駅は、この路線の真ん中辺りに位置している。2両編成の短い電車が街なかを走る様子は、のどかでとても愛らしい。

「もともとこの辺りに住もうと思ったきっかけが世田谷線なんです。当時の私は名古屋から出てきたばかりで、“東京=冷たい”みたいなイメージがあったんですが、このちょっとレトロでローカルな感じがぜんぜん東京っぽくなくていいなって思いました」

Photo : Kei Aotani

 伊井紗さんは都内のクラブを中心に音楽活動をしている。20代前半から活動してきた地元の名古屋を離れ、2012年に活動の拠点を東京に移した。

「地元にいた頃から月1回くらいのペースで東京にライブをしに来ていました。だんだん知り合いも増えてきて、東京のこともある程度わかっていたので、こちらで暮らすベースは割とできていましたね。よく『東京に出てきたきっかけは?』と聞かれるんですけど、特にこれという出来事があったわけじゃなくて、本当に急に思い立って出てきた感じなんです。あえて言うなら、ヒップホップが中心の地元よりも、東京の方がハウスやジャズにR&Bの要素を盛り込んだ自分のやっている音楽が合いそうと思ったことでしょうか」

部屋も“東京っぽくない”が決め手

 そんな伊井紗さんが上京して住んだのが世田谷区の上町。毎年、12月と1月にさまざまな骨董品や生活雑貨の露店が並ぶ世田谷ボロ市のボロ市通りの最寄り駅でもある。名古屋時代から付き合いのある先輩アーティストや音楽関係者が三軒茶屋や世田谷線沿線周辺に多かったことからこのエリアを選んだという。

上町銀座会の街路灯

「近くで小田急線沿いでも部屋探しをしてみたんですが、やっぱり世田谷線沿いの雰囲気が好きだなと思ったんです。最終的にはこのエリアの2つの部屋で悩みました。もうひとつはコンクリート打ちっぱなしのおしゃれな部屋で、そこもすごく良かったんですが『なんだか冷たい感じがする』と思って今の部屋に決めました。今の部屋は木と白を基調にした明るくて温かい雰囲気。この街を選んだのと同じで、部屋も“あまり東京っぽくない”というのがポイントだったかもしれません」

 物件選びでゆずれない条件としてあげたのは「バス・トイレ別」「洗濯機は室内置き」という2点。あとは「収納が少し広いとうれしい」くらいで、家賃などあまり細かいこだわりはなかったんだそう。

話してくれた人

伊井紗マイ(いいさまい)

愛知県名古屋市出身のシンガー。東京を中心にクラブイベントなどに出演。その透き通るような歌声が魅力でソロ曲が『すぐ婚!navi』のCMソングにも起用されたほか、DJなど多方面で活動中。現在は、RAYMOND(The SAMOS、mold)改めSIKANDAと共にユニット“The Ghost Drum”として活動中。夏前に新作をリリース予定。

Instagramhttps://instagram.com/iisa_mai/
Facebook:https://m.facebook.com/iisamai.113

Room Album

上町のルームアルバム

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